replica watches replica watches makers

海炭市叙景 kaitanshi-jokei

全国絶賛上映中 海炭市叙景 第12回シネマニラ国際映画祭グランプリ:最優秀俳優賞W受賞作品 第23回東京国際映画祭コンペティション:正式出品作品 第65回毎日映画コンクール:撮影賞、音楽賞受賞作品 第84回キネマ旬報ベスト10:第9位 第25回高崎映画祭特別賞受賞作品 2010年松本CINEMAセレクト・アワード 最優秀映画賞受賞作品 熊切和嘉:監督 佐藤泰志:原作 ジム・オルーク:音楽 宇治田隆史:脚本 谷村美月 竹原ピストル 加瀬亮 三浦誠己 山中崇 南果歩 小林薫 伊藤裕子 黒沼弘巳 大森立嗣 あがた森魚 東野智美 森谷文子 村上淳 西堀滋樹 中里あき

わたしたちは、あの場所に戻るのだ。

ニュース
2010.12.20

OLD / NEW SELECT BOOKSHOP 「百年」の樽本さんからコメントが届きました!

吉祥寺にある古本屋OLD / NEW SELECT BOOKSHOP 「百年」の樽本樹廣さんからコメントが届きました!


「行き場のない怒りをどこにぶつければいいのだろうか。敵は誰なんだろうか。権力をもったものへなのか、それとも自分自身へなのか。竹原ピストルの叫びは目の前の人間には届かず、宙に漂うしかない。

雪に覆われあたかも孤立したかのような町では、となりにいる人と一緒にただ笑いたいだけなのに笑うことすらできない。歓楽街で生きる女たちの明るい笑い声は、そこが暗い場所であることを知らせる。逃げる場所はない。勝ちや負けもない。時間は確実に進む。春になれば雪も溶ける。暗闇を抱え、どんなに絶望してもそこで生きていかなければいけない。近くにいる人を大切に思う、それだけで十分だ。そうやって日々生きていく。だから、死んじゃだめだ。残されてしまった人は悲しいよ。」

「百年」 樽本樹廣


「百年」のHP http://www.100hyakunen.com/

2010.12.20

初日舞台挨拶の様子。

『海炭市叙景』は、12/18にユーロスペースでも上映が始まりました。
その初日舞台挨拶の様子をレポートします!


司会:まずは一言ずつご挨拶をお願いします。

竹原ピストルさん(以下、竹原):「今日は観に来てくださってほんとうにありがとうございます。宜しくお願いいたします。」

加瀬亮さん(以下、加瀬):「こういう小さな映画にたくさんの方に見に来ていただけたことを本当にうれしく思います。」

南果歩さん(以下、南):「師走のお忙しい時期にこうやって初日に劇場に来てくださってありがとうございます。どうぞゆっくり、映画を肌で感じて帰ってください。」

三浦誠己さん(以下、三浦):「映画のなかに生きる人々の息遣いとか体温を感じていただければうれしく思います。本日はありがとうございます。」

山中崇さん(以下、山中):「海炭市という町と、海炭市に住む人々をゆっくり味わっていただけたらうれしいです。」 

あがた森魚さん(以下、あがた):「喫茶店のマスター役でちょっとだけ出ております。原作者の佐藤泰志さんと1歳違いで、同じ時期に思春期を函館で過ごしました。今日は函館代表ということで来ました。宜しくお願いします。」


司会:函館市民キャストとの共演の感想や、撮影現場でのエピソードなどを教えてください。

山中:「トキ婆さん役の函館市民キャストの方とふたりで、家の中でじっくり会話をするシーンがメインだったのですが、せりふのキャッチボールで、投げてくるボールが予想がつかず面白くて、それを返すのが楽しかったです。プロの役者さんか素人さんかはあまり気になりませんでしたが、自分が予想しない動きや考え方、せりふの言い方をするので、発見があって、ご一緒できて本当に勉強になりましたし、よかったなと思います。」

三浦:「すごく勉強になりました。観る前のお客さんに対しては、あまりこれ以上は言わないほうがいいと思います(笑)。 熊切監督は、魂の奥まで見えてしまう人だと思うので、僕は魂の奥まで一生懸命演じることをこころがけました。そこをくみとって、すごくやさしくしてくださいました。」

南:「私たちのエピソードは函館ロケの第一陣でした。本番前の一日、家のなかでみっちりとリハーサルをしました。もうカメラを回してもおかしくないなぁという雰囲気までいったのですが、翌日から撮り始めるという、すごく贅沢な時間の使い方ができた現場でした。私たちのエピソードがそろそろ終盤をむかえるころに、加瀬さん親子のエピソードに移っていったのですが、昨日まで私たち家族につきっきりだった監督が、徐々に加瀬親子に傾いていく心の動きを察したときに、「あぁ私たちはもう終わっていく夫婦なんだ」と感じて、すごくさみしい気持ちになりました(笑)」。

加瀬:「熊切監督とは7年前の『アンテナ』以来ですが、全然変わってなかったですね。今、映画の現場でカメラの横で役者の演技を見てくれる監督というのはほとんどいないのですが、熊切監督はカメラの横でずっと芝居を見てくれていて。最初はちょっと戸惑いましたが、そういえば『アンテナ』の頃もそうだったなと思いました。監督に応えようとして、自分の意識以外のところで体が動いていた感じがします。

地元キャストの方々との共演は、すごく楽しかったです。皆さんすごく自由に演技をされていて、その自由さに戸惑ったり、新鮮だったり、思いもよらない瞬間に出会えたり。そういう経験は緊張もしましたし、楽しかったです。」

竹原:「いつものことですが、熊切監督が現場でとても楽しそうにしていて、僕はうれしかったです。僕自身も撮影をすごく楽しめました。あとは、「映画の撮影で函館に行ってくるぜ!」と友達に言ったときにちょっと誇らしかったですね(笑)。雪が降っている季節の遠い町ということだけでワクワクしたし、函館の皆さんの言葉のかわいらしいイントネーションを聞いているのも楽しかったです。」

あがた:「函館は映画やCMでよく使われる場所ですが、函館で実のある映画が作られたなぁと感じています。地元の人たちの自発的な発想から始まって、東京の人たちの協力があり、1本の映画が完成したというのはすごく嬉しくて高揚しています。」

2010.12.18

小林エリカさんからコメントが届きました!!

理論社YA新書よりみちパン!セの「 この気持ちいったい何語だったらつうじるの?」、「終わりとはじまり」「空爆の日に会いましょう」 (マガジンハウス刊)など、作家やマンガ家として活躍する小林エリカさんからコメントが届きました!


「とてもすごい映画でした。
自分たちの生きる場所と映画に対する切実な想いがあふれていて、感動しました。
最後のクレジットは涙なしには観られません。」

作家/マンガ家 小林エリカ


小林エリカさんのHP http://www.homesickless.org/flowertv/

2010.12.18

ユーロスペースでは函館ロケマップをお配りしています!

渋谷ユーロスペースでは、『海炭市叙景』の函館ロケマップを劇場にて配布しています。
映画のお帰りに是非手に取っていただければ幸いです!!

2010.12.18

本日、初日でした!

本日、渋谷ユーロスペース、川崎市アートセンター、横浜シネマ・ジャック&ベティ、札幌シアターキノ、苫小牧シネマトーラス、CINEとかちプリンス劇場、福岡KBCシネマで始まりました!
もちろん函館シネマアイリスは絶賛上映中です。
是非お近くの劇場でご覧いただければ幸いです。


初日舞台挨拶も行われた渋谷ユーロスペースは、満員御礼。
とても混雑し、駆けつけていただいたお客様には大変申し訳ありませんでした。





PAGE TOP